長嶋柊くんの絵日記のこと。

少し前のお話になりますが、7月16日(土)、月島はOPEN SPACE あいおい文庫のイベント『親子の絆は絵本から』へ行ってまいりました。
以前にあいおい文庫砂金一平さんのブログ
日々の考え…あいおい文庫の場合。
を拝見しこの展示はぜひ見たいと思ったからなのですが、
幼稚園のときに高機能自閉症と診断されて以来、療育のために8年間毎日欠かさず続けてきたという、長嶋柊くんの絵日記が展示されていたのでした。
そこで実際に目にしてみると、その自由な色使いの鮮やかさと既成のものに囚われない表現力にとてもとても魅せられたのでした。
たとえば春の絵に複葉機を入れてみましたところ、それが春らしさにますます彩りを加える効果になっていたりして、もう唸りながら眺めておりました。
きょうのTALKEN2011/1/31より)
「高機能自閉症」なぞと聞きますると、普段の生活やコミュニケーションにおいて本人はさぞかし不自由な思いをしていることでしょう、などと安易に短絡的に想像しがちなところなのですが、この展示を見る限りにおいては、誤解を招くことを恐れずに申しますれば、彼の「高機能自閉症」という才能に、惹かれ、感嘆し、むしろ羨むこと多大なのでありました。
あいおい文庫の砂金一平さんも、「障害っていうのは『個性が豊かである』ってことなんだな」といみじくも仰っておりましたが、斯くもピュアーな個性を目の前にしますと、わたくしのような薄汚れた人間でも浄化されるような心地よい心持ちとなれるのでうれしいのでございます。
あいおい文庫では新井薫さんの『家郷のガラス絵』(長谷川摂子著/未來社)挿絵原画とともに7月31日まで展示されているとのことなので(@aioi_bunko)、見知らぬ方も一度ご覧になってみてはいかがかしら、と思うものでございます。


長嶋柊くんの絵日記はこちらで見ることができます。
TALKEN(とーくん)日記〜高機能自閉症児の絵日記による療育記録〜

こちらは長嶋柊くんの創作絵本です。わたくしの好きな「山形システムねーちゃん」はあいおい文庫でも展示してありました。
『しんくやくしょモノレール』え・ぶん 長嶋柊
ところで「ねーちゃん」とわたくしなどが口にしますと酒臭いオヤジの発する響きしかこだましませんが、
柊くんの使う「ちゃん」は文字通り女の子への親しみを込めた純粋な気持ちへと変換されるのがおもしろいのであります。



会場で絵はがきも購入できました。
♀が額に入れて飾りました。
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すてきでしょう。
(あほう♂)
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by books_albatross | 2011-07-28 14:19 | あほう♂