新東京百景 愛蔵版

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版画で描かれた100の東京風景「新東京百景 愛蔵版」が入荷しました。
惜しくもオリジナル木版画、帙、外函が欠けていますが、その分お値段はお手頃です。

・新東京百景 愛蔵版 
 版画:恩地孝四郎 諏訪兼紀 平塚運一 川上澄夫 深沢索一 藤森静雄 逸見亨 前川千帆 
 序説:嘉門安雄 解説:戸板康二 朝日晃
 平凡社 昭和53年 限定330部の内253番 函(函に若干の汚れ)
 *オリジナル木版画3葉欠、帙欠、二重函の外函欠 2分冊本体は並程度 売切

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2分冊図版編




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解説編 掲載挿図の写真撮影は師岡宏次、桑原甲子雄。


「この『新東京百景』という版画が作られていったのが、昭和三年から七年にかけてだとすると、それはぼくの生まれ育った都会が、大正十二年九月の震災で受けた痛手からやっと復興できて、十五区の旧東京が三十五区の大東京になるまでの、あいだに置かれた時期であった。
 いいかえれば、大陸に戦争のはじまる直前ともいえる。大正の次の昭和の天皇の即位式がおわり、年号にみんながなじんで、子供の名前に「昭」とか「和」とかいう文字を使いはじめたころともいえる。
 第一次世界大戦を高見から見物して、好景気に浮かれた大正のベル・エポックほどではなかったにしても、近く国民の生活がおびやかされる大変な世の中が来るのを誰も予知せずにいた、厳冬の前ののどかな小春日和とでもたとえたい昭和初年であった。」

(解説:戸板康二 より)



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平塚運一版画「不忍池雪景」
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by books_albatross | 2014-01-07 16:25 | 入荷商品ご案内