白石ちえこ写真展を見にいったこと

b0198254_01394140.jpg

刊行されたばかりの白石ちえこさんの写真集「島影」(蒼穹舎)の写真展を見に行く。
モノクロームの風景も動物も植物も、作品にはすべて撮影地の記されたキャプションがあって、
だからもちろん実在のものたちなのだけど、なにもかもが本当はどこでもない、どこにもないもののようだ。
けれども不確かだとか不安だとか、そんな気持ちにはならない。
白石さんのモノクロームのこのあたたかさはなんだろう。

写真展は7月4日(土)まで、茅場町の森岡書店さんで開催中です。


ちょっと道を間違えて森岡書店のあるビルに着いたのは閉場20分前だった。
「ああ、すべりこみになってしまった。」と、あの趣きのある古いビルの階段を3階まで早足で駆け上がったら、
扉の前に、とある友人、しばらくぶりの友人がいてお互いに声をあげてしまう。
彼女は展示を見終わり、いままさに帰るところだったけれど、わたしは「もう1回見よう」と彼女を引っぱって中へ入ってしまった。
会えて嬉しかった。
気力をふりしぼる日々で、今日も馬鹿な頭と体を引きずって、
「それでも白石さんの写真をみたい」と馬鹿な頭がちゃんと思い、馬鹿な体がちゃんと出かけたから、
思いがけないご褒美をもらったみたいで嬉しかった。
わたしは宗教を持っていない。この先も持たないと思う。どんな神様も信じない。
だけど、今日のことをなにに感謝したらいいんだろう。







[PR]
by books_albatross | 2015-06-24 05:25 | あほう♀